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France / Loire

La Paonnerie / Marie Carroget
ラ・パオヌリー / マリー・カロジェ

La Paonnerie / Marie Carroget

ラ・パオヌリー / マリー・カロジェ

ナントとアンジェの中間、ロワール川右岸Anetz(アネッツ)に位置する、17世紀から続く歴史あるワイナリー。

風通しの良い平地に広がる広大な畑の中心にワイナリーと家屋が並ぶ。

1997年に父ジャックが有機栽培への転換を始め、現在はビオディナミによって栽培。2000年以降は一切無添加でワイン作りをしている。父ジャックはナチュラルワインの認証マーク「Vin Méthode Nature」を制定するSyndicat de Défense des Vins Naturelsの会長を務める。ワイナリーには曽祖父が使っていた古い木の圧搾機も現役で可動し、セラーにはたくさんの古酒も眠っている。

現当主の娘のマリーは、2017年の厳しい霜害を機に自然の大切さとそれを保護しながらワイン作りをしていくことの重要性を強く感じ、クリニャンクールの蚤の市に数店舗を経営するアンティーク・ディーラーから転身、親元でワイン作りを学び2021年に継承。

元々30ヘクタールある畑を目が届く範囲の8ヘクタールに絞り、畑仕事は基本一人で手作業で行う。冬は姉の飼育する羊や鶏を放ち耕作は馬を使い出来る限り自然農法を重んじる。

醸造は一切無添加で行われており、マリーがキュヴェ毎に張り付き念密に醸造を行う。

葡萄の状態をチェックしながら圧搾方法や発酵方法などを試行錯誤し、テロワールに沿った醸造を行っている。

また、2019年より女性醸造家に特化した試飲会Canonsや、ガメイの生産者を集めた試飲会Battle des Gamayのオーガナイズも行い、醸造家のコミュニティの中心にいる注目の生産者です。

◆Blanc

Gris グリ 2022

品種:グロローグリ 100%

グラスファイバータンクで発酵、熟成。サンスフル。

アプリコットやチェリーなどの小さい果実のアロマ。やや酵母感もありつつ、柔らかな酸がワイン全体を包み込みます。

◆Macération

Les Pentes レ・パント 2020

品種:シュナンブラン 100% (樹齢120年)

遅摘みでしっかり熟成した葡萄を収穫。3日のマセラシオン、グラスファイバータンクで発酵、4/3熟成。4/1は樽熟成。サンスフル。

ライムやハーブのアロマ。柑橘の果実味。オイリーでコクのあるごま油のようなニュアンスで中華料理との相性の良さを連想させます。

キレのある酸とミネラル感。すっきりドライな白。

◆Rouge

Prologue  プロローグ 2022 

品種:ガメイ 95% グロローグリ 5%

全房でセミMC、グラスファイバータンクで発酵。サンスフル。

赤い果実や煮詰めたプラムのアロマ。シャープな酸と軽めのタンニン。梅のニュアンスのスルスル赤。

◆Rouge

Simplement Gamay サンプルモン・ガメイ 2020

品種:ガメイ 100%

全房でセミMC、グラスファイバータンクで発酵。サンスフル。

プラムやトマトなどの野菜のアロマ。グレープフルーツ的な柑橘の酸味。バランスのとれた酸とタンニン。軽やかな味わいの赤。

◆Rouge

Lundi ランディ 2022

品種:ガメイ 50% グロロー50%

ゆっくりと圧搾してグラスファイバータンクで発酵と熟成。サンスフル。

ブラックベリーやプラムのアロマ。フレッシュでジューシーな果実味。程よいタンニン。果実の旨味を楽しめる赤。

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